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新潟の夏野菜 その②
ニュース 2019.06.23
こんにちは。
SUZU365 online shop スタッフの これえだ です。
冒頭に、先日の山形・新潟地域での地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
私の住む地域も震度5弱を観測し、長く大きな揺れを体感しました。
幸い、社内のメンバーや友人も何事もなく過ごせておりますが、今もニュースでは村上地域の被害についてや、宿泊施設をはじめとする観光事業への影響が出ていることを目にします。
新潟はこれからの季節が、海や山の自然のレジャーや花火大会で盛り上がり、美味しいものであふれるような、とっても良い時期です。
まずは安心して過ごせる日が来るのが第一だとは思いますが、こんな時だからこそ、これからの時期の新潟を、少しでも多くの方に知ってもらわなくては、とも、強く思います。被災地の一刻も早い復旧と復興をお祈りいたします。
さて、今回私がお伝えするのは新潟の夏野菜第二弾。
今日の野菜は「糸瓜(いとうり)」です。
△先日店舗に届いた「糸瓜(いとうり)」
「金糸瓜」や「そうめんかぼちゃ」とも呼ばれるこの野菜。
以前ご紹介した【長岡野菜】のひとつでもある、新潟を代表する夏野菜です。名前の通り、果肉が繊維状になっており、加熱するとパラパラとほどけ、麺のようになります。
食感はシャリっとしていて、味には「かぼちゃ」らしさはないような・・・しかしこの野菜、れっきとしたかぼちゃの仲間なのです。
かぼちゃの仲間
そもそも日本に流通するかぼちゃには3種類のタイプがあります。【日本かぼちゃ】【西洋かぼちゃ】【ヘポかぼちゃ】の3種です。
一番古くから伝わったとされているのが【日本かぼちゃ】で、ボコボコとした表面と粘質でねっとりした食感が特徴の品種が多いです。
ちなみに新潟でよく見かける「バターナッツかぼちゃ」は日本かぼちゃの一種。
なめらかでねっとりしている果肉は、ポタージュやお菓子にぴったりで、冬場のSUZUgroupの定番野菜でもあります。
△形がとっても特徴的な「バターナッツかぼちゃ」
現在最も流通しているのが【西洋かぼちゃ】。
甘みがあり、ホクホクとした食感が特徴です。
新潟の名産品では「坊ちゃんかぼちゃ」がこのタイプにあたります。そして今回のメイン「糸瓜(いとうり)」はというと、最後の【ヘポかぼちゃ】の一種です。
味も形もユニークなものが多いこのタイプには、糸瓜(いとうり)やズッキーニも含まれます。かぼちゃは「秋」のイメージが強い野菜かもしれませんが、実は収穫期・旬が夏の野菜。
一般的には夏に収穫したものを追熟させ、甘みが強くなった秋頃に美味しくいただきます。
しかし、この「糸瓜(いとうり)」は今の時期も美味しく食べられるかぼちゃなのです!
△夏野菜は見た目もカラフルで綺麗なものが多いです。
生で美味しい「かぼちゃ」先にもご紹介した通り、糸瓜(いとうり)というと加熱してほぐしたものを食べることが多い食材です。
また、「かぼちゃ」で想像できるような皮の硬さで、スーパーなどで見かけるものは加熱しないと調理ができないものが多いです。ですが、採れたてや若いものはとても柔らかく、簡単に包丁が入るほど。
長岡地域では糸瓜(いとうり)を若いうちに収穫し、味噌漬けや浅漬けなど、生でも親しまれてきた食材でもあるのです。それにならい、この時期の SUZUgroup では生の糸瓜(いとうり)をサラダやバーニャカウダの野菜としてご提供しています!
とてもみずみずしく、シャキシャキとした食感ですが口の中で繊維のほぐれる感じもあり・・・。
あまり食べたことのない食感に、初見で「糸瓜(いとうり)だ!」と当てられる方はあまりいらっしゃらない、変わり種食材です。
△完熟した「糸瓜(いとうり)」。色が黄色っぽくなります。
私自身は新潟に来るまで「そうめんかぼちゃ」の存在は知っていましたが、食べたことも調理したこともありませんでした。
そのため、新種の野菜に出会ったような、面白さを感じたのを覚えています。
(加熱後、水にさらして“ぶわぁ〜〜”ってほぐすの、楽しいんですよ・・・!!)ただ、生で食べて美味しいのは若いうちの糸瓜(いとうり)のみ。
やはりそれは産地で食べるからこその楽しみ方、新潟ならではの特権だと思います。
SUZUgroup で生を初めて食べた、と言われる食材に、同じ【ヘポかぼちゃ】の一種「ズッキーニ」もあります。
こちらも、完熟してから食べる他のかぼちゃと違い、未熟果を食べる野菜です。
△意外と知られていませんが「ズッキーニ」には黄色もあります。
もちろん加熱しても美味しく食べられますが、生で食べることで熱に弱いビタミン類もまるっと食べられます。
ポリっとした独特な食感が面白く、甘みも感じられます。
今回ご紹介した2種類以外にも、きゅうり・冬瓜・夕顔・スイカ など、、、
新潟の名産や地元野菜として多く作られている野菜にウリ科が多いような気がします。
土壌や気候にどういった関係があるのかなど、調べてみると奥が深く面白そうなので、次回以降のネタにとっておこうと思います。。。
今回も新潟の夏野菜についてご紹介しましたが、店舗には続々と今年の初物が届いています!
一つでも多くご紹介できるように努めますので、どうぞお楽しみに!!
また、店舗ではもうすぐ夏恒例のあの企画が始まります・・・!!
近々告知いたしますので、そちらも併せてお楽しみに!
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