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佐渡で気づいた、“旬”を感じることについて
コラム 2022.01.18
こんにちは。
FARM TABLE SUZUスタッフの岡田です。私は一昨年新潟に転居してきた際、新潟の食の歴史やその広さに衝撃を受けました。
農家さんのお手伝いをさせてもらって、生産の大変さや食べるものの大切さに気づきました。
野菜をはじめ、新潟の食をもっともっと知りたい、地元の方や観光で来られたお客様に食事を通してその魅力をたくさん伝えたい、と思いながらSUZU GROUPで働いています。
さて、そんな私が昨年の夏に初めて佐渡へ行ってきたので、今日はそこで感じたことをお伝えしたいと思います。
今回の目的は観光というよりも短期間のアルバイトやお手伝いで、1週間ほど『岩首集落』という集落でお世話になりました。
岩首集落は佐渡ヶ島の本州側にある小さな集落で、『岩首昇竜棚田』というとてもきれいな棚田が有名です。
△岩首昇竜棚田。せっかくなので歩いて登ってみました!かなり疲れましたが、疲労を吹き飛ばす美しさでした。両津港から1日に3本しかないバスで約1時間ほどかかる道のりでしたが、向かう途中にユニークな岩場や綺麗な海、田んぼが見られて退屈はしませんでした。
△岩首集落では、美しい竹林を守るべく整備として竹を伐採します。
今回のお手伝いは、その竹にろうそくを灯す『竹灯り』というイベントのお手伝いをしました。
岩首集落での食事はほとんど自炊かな、と少々不安に思っておりましたが、お隣に住むおばあちゃんや集落の方々から差し入れもいただいて、何一つ困ることなく過ごすことができました。
お手伝いの合間に差し入れのおはぎを食べたり、もらった夏野菜を使ってゴーヤーチャンプルーやナスの甘辛炒めを作って食べたり・・・。
ゴーヤーは今まで食わず嫌いしてましたが、ちゃんと塩揉みして調理して食べてみると意外と美味しいことに気づけました。
差し入れのそうめんやおはぎは、小さい頃祖母がよく夏休みに作ってくれたものばかりで懐かしい気持ちになりました。
△食事の写真がない代わりに、絵になる景色を・・・。そこで採れたての新鮮な野菜を食べたときに、ふと、
「そういえばこれって今が旬だよな〜」とか
「この時期これ食べたくなるよね〜」とか
そういう“旬”に気づくことが最近は難しくなったなと感じました。スーパーにはたくさんの野菜が一年を通して並んでいますし、食べたいものを食べることができる時代はとても便利だとは思いますが、佐渡で“旬の美味しい”を感じたら、それがちょっとさみしくも思えたのでした。
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SUZU GROUPで働き始めて一年が経ちましたが、【ナスは夏野菜で、実は新潟はナス王国!】とか、【さつまいもは採ってすぐよりも2週間以上追熟させた方が甘みが増す!】とか、【旬の大根はカラフルなものが出回る!】とか・・・たくさんの野菜を取り扱う中で、知らなかった野菜の情報に出会うことがたくさんあります。
また、それらを提供する時にお客様にも説明すると、『知らなかった!』『美味しい!』と様々な反応をしていただけるので、とても嬉しいです。
“旬”はその野菜が1番美味しく感じられる時期です。
ご家庭でも、もっと“旬”の野菜を楽しんでもらいたい。お客様が“旬”を知るきっかけになればいいなと思い、毎月旬の野菜をまとめたPOPを作成してみることにしました。
△第一弾は、意外と知られていない菊芋をご紹介。
今後は自分で調べるだけでなく、野菜に詳しい友人や農家さんに美味しい食べ方を聞いて、その野菜の本領をより発揮できるようにしたいです。さらには、これをみたお客様がご自身で作ってみる・・・なんていう流れにまでつなげられたらいいなと思います。
今の時期は菊芋、大根、にんじん、カブなど根菜類が旬の時期。根菜類は体を温める効果があるといわれているので、寒い冬を乗り越えるお供として、鍋やスープで味わうのもおすすめです。
もう少しして季節が春に近づくと、甘〜い雪下にんじんも出回る時期ですね!今から楽しみです!!私の働くFARM TABLESUZUでは、看板メニューの【農園バーニャカウダ】はもちろん、人気メニューのひとつ【SUZUプレート】も旬のお野菜をふんだんに使っております。
SUZU GROUPのお料理を通して、今だけしか味わえない旬や季節を感じてみてください!!岡田
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